多摩川の源流域には豊かな自然が広域に残されています。明治34年以来、都水源林が存在するからです。水源の森は、木を育て、水を貯え、空気をきれいにするなどの大切な働きがありますが、この森は同時に人も守っています。
新たな園芸・ガーデニングの可能性が広がります。
都会の園芸店では表現できない草花の景色
小菅村で山野草を育てて20年。種類の多さと広範囲な品揃えには自信があります。どこを探してもなかなか見つからなかったような花が、ひょっとしたら見つかるかもしれません。
自然あふれる明るい環境の中、御来園のお客様が真にホッとくつろげる雰囲気で山野草と親しんで頂けるよう心掛けています。山野草・茶花・山の木等を多用したお庭のご相談も承ります。
セラピー効果がある土いじりなどの作業。
山野草の最大の魅力は楚々とした可憐さにあります。人の心の奥底に秘められた原風景や旅先で感動した記憶の中にある景色、そして花たち。山野草を栽培する時、そういう花、そのものを育ててみたいと言う事から始まります。
都会の環境で全ての花をうまく育てることは決して楽では無いかも知れませんが、努力して成功する事も醍醐味の一つです。発泡スチロールの箱などの利用は大変上手くいく方法です。
しかし、山草趣味として忘れてはならない事があります。
それは原風景や記憶の中で花たちを取り巻いていた風・空気・かおりなどをも表現するということです。それを日本人は「風情」と呼びます。鉢を取り替えたり苔を張ったり、石に付けたり、寄せて植えたりして感性を働かせ完成度の高い作品を育てていきます。そして、感動出来るものへと育て上げていくことで、更に自分自身の感性を磨く、そのことが究極の山草趣味と言えるのではないでしょうか。